裸足・素足感覚で履ける靴で評判のXero Shoes(ゼロシューズ)を購入しました。
ことの発端は公園で筋トレをしていたら、警察官から職務質問を受けた事がきっかけです。
私は自重トレーニングによって30年近く抱えていたガリガリ体型というコンプレックスを克服する事ができました。

公園で筋トレをしていたことが、職質の理由ではなく「裸足で」筋トレしていたというのが声をかけてきた理由でした。
「すいません。。なんか裸足でいるのを見かけたので・・・」
「身分を証明する何か提示をお願いできますか?」
高圧な態度の警察官がSNSで時折晒される昨今、こちらの警察官は温厚でありがたかったです。。。
どうも幼少期より「靴下」というものが苦手で、家に帰ってきたらすぐに脱いでいましたし、寒い時期でも決して靴下を履いて寝ることはありません。
3つ子の魂百までと言いますが、まさにその通りのようで、「靴下が苦手」という状態は大人になった今も変わりありません。
むしろ10代よりオーストラリアはケアンズという熱帯地域で10年近く過ごした事でサンダルばかり履いていた結果、靴下だけでなく、靴というものすらあまり好きではなくなってしまったようです。。。
そしてここはケアンズとは違う、日本そして北海道という冷帯地域。
夏とはいえ、ビーチでもない場所で裸足は不自然ですよね。
人類が誕生した600万年前から数千年前の孫観599万年近くは裸足だったにも関わらず。。。
でも、現代人が扁平足を抱えているのは、靴による過剰なサポートだというハーバード大学の古生物学者、ダニエル・リーバマンの著書「人体600万年史:科学が明かす進化・健康・疾病」はかなり面白いのでおすすめです。
腰痛・近視・扁平足などは、人類が進化の過程で環境に適応して得た骨格や仕組みと現代の環境がマッチしていない「ミスマッチ病」として解説しています。
裸足感覚のサンダルに興味があるなら楽しめる一冊だと思います。
ちょっと話がそれましたが、そんな経緯もあって「裸足感覚」で履ける靴を探していたんです。
最初に知ったのが地下足袋を製作している岡山県は倉敷市の会社「丸五さん」の
- たびりら
- hitoe
という商品です。
公式サイトでもアマゾンでも高評価でしたし、やっぱり実際に履いてみないとなんともいえないので、購入しました。

結論から言うと右側のたびりらは近距離用の普段ばき、特に芝生や土の上なら中距離(2・30分)も十分いけるかなと良いと思いました。
逆にアスファルトなど硬い地面の場合は、比較的足裏が疲れてくるかなと感じました。
そもそもニューバランスを普段履き利用していて、もうちょっと「地面からのフィードバック」が欲しいなと思っていたのでちょうどよかったです。
ただ筋トレに使えるか?というと個人的にちょっと「う〜ん」と微妙な感じがしました。
左側のhitoeに関しては私の目的にドンピシャとはいきませんでしたが足全体が覆われるので、ジムや市民体育館など他者に配慮するような環境では良いかなと思います。
あと、とても軽いので、持ち運びが苦にならないかなとも思います。
私はこれからヨーロッパを放浪しながら各地のジムでお世話になるかもしれないので、重宝そうなアイテムです。
こちら2点に関しては「【丸五の地下足袋】筋トレ用hitoeと普段履き用たびりらのレビュー」で解説していますので興味のあるかたは参考にされてみてください。
素足感覚で筋トレに使っても問題ないくらい丈夫そうなのはないかなぁと思っていたら、こちらの動画を発見。
日本でも買えるのかなぁと思って調べたら代理店を通して「登山系」のお店で取り扱っている模様でした。
→Xero Shoes取り扱い店舗
で、嬉しい事に札幌の石井スポーツで取り扱っているとのことだったので、電話して聞いてみると、サンダル系は全てあるとのこと、そして私のサイズもあるということで、実際に履き比べてみようと思ったのです。
ちなみにサンダル系というのは
- ジェネシス(上段右)
- クラウド(上段中央)
- ジェシー(上段左&下段右)
- Ztreck(下段左&中央)
の4種類でした。

ラベルをみると確かに動画の主さんが。

私が素足感覚にこだわるのは、スクワットの時に指で床をしっかりと握りたいからです。
これがhitoeの場合、指先が上にそっているので、ちょっとやりにくかったんですよね。。
↓こんな感じ

各タイプにそれぞれ、特徴が書いてありますが試し履きできる機会が目の前にあるので、全部履いてみようと思ったのです。
ゼロシューズのサイズ感
自分の足の実寸値はhitoe・たびりらを購入した時に把握した26.5cmです。

海外発祥のものなので、サイズ表記が日本と違います。
私の場合は26.5cmですが、最初はサイズ8かなと思ったものの9を履いたらそっちの方がしっくりきたのでサイズ9にしました。
あまり大きすぎると歩く時に先っちょの部分が地面にスレてしまうので注意が必要かなと思います。
ゼロシューズ:ジェシーは女性用
サンダルシリーズの一つであるジェシーは女性用らしく、私には履くことができませんでした。
作りとしてはシンプルで足首と親指を固定するタイプなので、私的には良さそうに思ったのです。
ただ、女性用ということもあり、親指を通す紐が私には小さすぎました。。。

この穴に私の親指が通らないのです。。。
どうやらここの大きさはすでに固定されている模様。

なので、私の選択肢からJessieは消えました。
他の3つ、どれも良いのでこうして選択肢が減るのはある意味嬉しいです。
で、結論からお伝えすると私はジェネシスにしました。
ゼロシューズ:ジェネシスに決めた理由
正直どれも履き心地は素足に近いものでした。
私の独断と偏見によるこれまでの靴の素足度は
- ニューバランス:-10%
- hitoe:65%
- たびりら:75%
です。
ゼロシューズ系の3つはどれも裸足感覚85%はいっていると感じました。
5本指靴下を装着した上での試し履きですが、床を握る行為を数回試しましたし、実際に数歩歩いてみました。
ゼロシューズ:Cloudの感想
Cloudがいいなぁと思ったのはその軽量さにありました。
- ジェネシス:170g
- クラウド:120g
- Ztreck:185g
これからヨーロッパや東南アジアを放浪するに当たり、預け荷物をしない私にはできるだけ軽い方がよいかなぁとおもったのです。
このタイプはクッション性を若干意識しているようで、床を握った時に若干床とのコンタクトが遠く感じました。
あと、かかとの盛り上がっている箇所が歩いた時に微妙に当たる感じがしてあまり心地よくはなかったんです。

サイズも大きめのを試してみましたが、この微妙にあたる感じが拭えなかったので却下。
ゼロシューズ:Ztrekの感想
最初に商品をみた時良いなと思ったのがZtrekです。
というのも、このタイプのみ指の間に紐が通らないのです。
足の甲の部分を介して固定するので、私は足指の間にある鼻緒みたいなのがどうも苦手だったので、ぱっと見こちらに引かれたんです。
このタイプはソール(底)も若干厚めで、様々な用途にも耐えられるとありました。
特に横滑りするような運動をする場合でもしっかりと足に密着するタイプです。
また、このタイプもCloudと同様かかとの部分が盛り上がっていますが、足首を固定するベルクロを閉めるとかかとに擦れる感じがしなかったです。
また実際に床を握るようにしてみた時もソールが床に密着し、その密着したソールを指がしっかりとつかめる感じがしました。
ゼロシューズ:ジェネシスの感想
最終的にジェネシスにしたのですが、これが一番素足感覚に近かったのと、鼻緒があってもそこまで不快に感じなかったので決めました。
26.5cmの足でサイズ9のものにしましたが、こんな感じです。


私は特に走ったり横滑りしたりするつもりもなく、シンプルに外でも裸足感覚でスクワットがしたいという要望に対してジェネシスで十分かなと思ったのです。
ちなみに脱着もこんな感じで簡単にできます。


あと、丸めてコンパクトにできるのも嬉しいかなと。

ソール(底)が薄いので、筋トレする場所まで距離がある場合でも、クルクルと丸めてしまえばかさばらずに持ち運びも苦にならないだろうと思ったのも決め手です。
そして価格も一番安い5800円(税別)でした。
ちなみにアマゾンでは1万円以上上乗せされて販売されているので、可能であれば実店舗での購入をお勧めします。。。

実際にこれを履いて筋トレしてみたのですが、
- 逆立ち腕立て伏せからの着地
- スクワット時のグリップ力
共に不満を感じる事なくこなせました。
倒立からの着地に関しては人によってばらつきがあるので、横滑りの力が働きやすい着地方法をされる場合はジェネシスよりもZtrekの方が向いているかもしれません。
またスクワットの際にも足裏で地面の間隔を感じられるので、スニーカーよりも良いですね。
私はあまりダンスなどの激しい動きにチャレンジしている訳では無いので、ジェネシスでも十分ですが、ブレイクダンス等をされる場合は紐だけのジェネシスよりもZtrekやhitoeの方が良さそうな気がします。
ゼロシューズは自作キットもある。
ちなみにですが、ゼロシューズにはDIY(自作)キットも販売していて、こちらの場合は自分の足の指の長さなどに合わせて、鼻緒の位置を設定できるようです。

正規店から直接オーダーする場合は、英語になってしまうのですが、千葉県にあるAD-Fanさんが、このタイプを日本語で案内してくれています。
ぜひ、参考にしてみてください。