岡山県倉敷市で地下足袋や安全靴の製造を行なっている丸五さん。
こちらの会社が製造する筋トレ用と普段履き用の地下足袋を購入したので、その感想といいますかレビューをして見たいと思います。
トレーニング用には”hitoe”を普段履き用は「たびりら」です。

そもそも、私がこの2つを購入した経緯は、警察に職質を受けたことがきっかけでした。
公園で裸足で筋トレしてたら
「すいません・・裸足でいるので声かけさせてもらいました。。」
「なにか身分のわかるもの提示できますか?」
とこられまして。。。
長らく常夏のケアンズという田舎町で過ごしていたからか、外で裸足で筋トレを無意識に行なってたのです。。
SNSやメディアでは警察官の高圧な態度が度々取り上げられますが、この方は温厚でよかったです。
ほとんと使わないが故のゴールド免許で身分を必死にアピール。
このことを知人に話したら
「私でもシゲさんのこと知らんかったら、避けるか距離置いて通るわ!」
と言われましたので、それなら裸足感覚で履ける靴はないものかと思った次第です。
どこかの動物愛護系の人たちみたいに「私たちの考えを尊重しろ〜うお〜」みたいなとこにエネルギーをさくより、穏便にひっそり過ごしたいので。。
で、ネットで探してたどり着いたのが上記2点ということ、そして私の好きな「職人さん」が作っているとのことで、購入が確定しました。
一時期は伝統工芸の職人を目指していた私にとって、こうした職人さんのモノづくりには積極的に貢献したいなと感じます。
なので、いつぞやのアイドルが酔っ払って「裸になって何が悪い!」のごとく「裸足になって何が悪い!」というよりも、職人さんを応援しようと快く裸足感覚の靴でやって見ようと思った次第です。前後関係が違うか・・汗
とまぁ、前置きが長くなってしまいましたが、この記事では
- Hitoeのレビュー
- hitoe vs 素足
- hitoeをおすすめする人
- サイズ感
- hitoeをおすすめしない人
- たびりらのレビュー
- 町歩きに向いてるか?
- たびりらのサイズ感
を紹介します。
筋トレ用地下足袋:Hitoeのレビュー
結論から先にいうと、hitoeによる裸足感覚は私の中で65%くらいです。
私がこれまで履いていた高校時代の上履きから比べると素足感を感じることができました。
Hitoe vs 素足
裸足感覚を得るために特に重要視しているのが、指で床を握る感覚です。
hitoeを履いた時は、
- かかと
- 母指球(親指の付け根の膨らみの部分)
- 小指球(小指の付け根の膨らみの部分)
の3点に体重が乗っかっているのが感じられます。
Hitoeの指先は親指と他の4つの部分を分けていて、さらに若干上向きに反っています。

デフォルトでは指先の部分が床に触れていませんが、「しっかり踏みつけて握る」を意識すると床を握る感覚がえられました。
最初は靴の中だけで握っていたのですが、床を握る感覚が得られず「う〜ん」と思いましたが一度踏みつけるようにしてから行うと大丈夫でした。
hitoeをおすすめしたい人
私の様に足指の感覚を大切にしてスクワットやブリッジ等のトレーニングをしたいという場合には、hitoeは「悪くはないかな」と思いますが、やはり体育館やジムなど、他者への配慮が必要な空間であれば靴は必要ですよね。
なので、上履きとしての目的かつ、上にあげた
- かかと
- 母指球
- 小指球
への感覚が常にあると嬉しいという方であれば後悔はしないかなぁと思います。
ただ、お値段が12000円と若干はるので、「太鼓判をおしておすすめします!」とまでは私はいかないかな。。
ただ、非常に軽くてかさばらないので、持ち運びには便利です。
私自身、これからヨーロッパや東南アジアで過ごそうと考えており、その際に荷物の重さを軽くしてくれます。
それぞれの土地でジムを利用するのであれば上履きは必要なのでありがたい存在。
まだ使い始めてそれほど経っていないので、変化があれば追記したいと思います。
hitoeのサイズ感
公式サイトやアマゾンの口コミでは自分の足の実寸値が良いという意見が多い印象でしたので、私もそうしました。

足のサイズは26.5cmなので、それで注文。
2日後には岡山県から北海道までゆうパックで届きました。

開封してみるとお手入れの方法とインソールも入ってました。


このインソールは外で履く際など、ゴツゴツした環境で使う場合やサイズ調整用にとのことでした。

注文通り26.5が届いたのですが、履いてみると若干大きくて指一本入ります。

う〜む、ちょっと大きいかな。。
なので、0.5下げて26に交換してもらうとことに。
hitoeは別にいらないのでは?と思う人
私の様に指先と床の感覚を大事にしてトレーニングをしたい場合、その機能をhitoeに求めると「う〜ん」となるかもしれません。
もし体育館やジムで他者に配慮しつつも指先の感覚を大切にしてトレーニングしたいという場合は、hitoeよりも5本指靴下で十分かなと思います。
これはもちろんトレーニングの種類にもよりますが、私のように自重スクワットであれば5本指靴下で十分でした。
今回の2点セットに加えて丸五さんの5本指靴下を購入したのですが、足裏にゴム質の刺繍が施されており、ストレッチマットの上でも滑り止めとしての役割を少し果たしてくれると感じます。

何もない靴下だとツルツル滑ってしまい、ブリッジや片足スクワットで滑り気味だったのですが、それが減りました。
さすがに裸足と同じくらいのグリップ力とはいきませんが、私の感覚的には裸足時の65%くらいのグリップ力はストレッチマットの上で得られると感じます。
普段履き用たびりらのレビュー
次に普段履き用に買ったたびりらのレビューです。

私はこれまでニューバランスの靴を履いていましたが、どうも歩きにくさを感じていました。
あと、あのずんぐりむっくり系なデザインも個人的にあまり魅力的に思えなかったのですが、靴底が厚いので「衝撃吸収」に優れているということ。
立ち仕事で休みなくぶっ通しで6〜7時間立ち続ける様な状況の対策として購入したのです。
でも、普段履く際は「地面からのフィードバック」がほとんど感じられず、なんか物足りないと感じていました。
車好きの人が「最近の車はコンピューターのサポートがありすぎて運転しててつまらない、電子制御がないやつの方が乗っていても楽しいよ」と言っていたのを思い出しました。
私は車にそこまでこだわりがなく、彼の言っていた事がいまいちよくわからなかったのですが、ニューバランスの靴が「サポートがありすぎて歩きにくい」というのと似た感覚なのかぁと思ったりもしました。
で、裸足感覚で歩けると評判だった「たびりら」を購入してみたのです。
たびりらは町歩きに向いているか
私の独断と偏見に満ちた感覚ではニューバランスの素足感覚は-10%、hitoeは65%、たびりら75%くらいかなと思いました。
なので私のこだわりの「地面からのフィードバック」は感じる事ができます。
また、裸足で簡単に脱着できるのでズボラな私にもピッタリです。
ただ、町歩き、つまりコンクリートの上を長時間・長距離あるくとなると、ちょっと足が痛くなるかなぁとは思います。
逆に土や芝生の上であれば気持ちよく歩く事ができるとかんじました。
私はよく朝に近所の公園で散歩を日課にしているのですが、ニューバランスを履いていた時は、よくも悪くも
- アスファルト
- 芝生
- 土
といった地面の違いをそこまで意識せずに歩いていました
衝撃吸収にすぐれた機能の賜物です。
たびりらの場合、アスファルトの上を歩くにはちょっと靴底が薄いかなぁとも思いました。
二つ重ねてもこの薄さ。。

ニューバランスの靴底と比べてみるとこんな感じ

私はできるだけ1日30分くらいは歩く様に意識しているのですが、最後の5分くらいからはちょっとかかとが疲弊してきたかなぁと思ったりもします。
ただ、たびりらにしてからは芝生や土の感覚を足裏に感じられるので散歩がより楽しくはなったかなぁと思います。

ニューバランスを履いていた時は、地面をあまり気にしていなかったので散歩の帰り道のルートがアスファルトとかだったのですが、たびりらにしてからは急遽Uターンをして、草の上を歩きたくなりました 笑

こっち側を歩きたい 笑

たびりらはアスファルトの上を長時間歩く様な場合は、ちょっとキツいかもしれませんが、20分程度であれば大丈夫かなと。
また、アスファルトではなく芝生の上などであれば、もっと歩いても大丈夫かなぁというのが私の感想です。
たびりらのサイズ感
たびりらのサイズ感ですが、これも私は26.5で注文。

ただhitoeと同様、ちょっとつま先部分に空間を感じましたので0.5下げて交換してもらいました。
サイズ交換は商品到着後一度連絡フォームでその旨を伝える必要があります。
そうするとサイズ交換の条件を記したメールが届きました。

そうして、26が届き、履いてみると「おっ!ぴったり」と思いそのまま散歩で近くのコンビニまでいったのですが、歩いて30mくらいすると「ちょっと小さいか?」と感じました
土踏まずが無理やり弧を描く様な状況で、「しまった・・」と思ったのですが、外で履いてしまったので後の祭り。。
とりあえず、馴染むかもしれないしで、様子を見ようと思い毎日履いて4日目くらいから、生地が伸びたのか「小さい」と感じる事はなくなりました。
ただ、このたびりらを使って外で裸足感覚で筋トレは「う〜ん」という感じです。
私の場合は、hitoe・たびりら両方とも実際の足の長さより0.5小さいので履いていますが、多くの人は実寸値を進めています。
公式サイト、アマゾンでも多くの口コミ・レビュー等が確認できますので、気になる方は参考にされてみてはいかがでしょうか?
→hitoe:公式
→hitoe:アマゾン
→たびりら:公式
→たびりら:アマゾン
素足感覚・裸足感覚が好きな人は参考になれば幸いです。
P.S:追記
このhitoe、たびりらを購入後に知ったのですが、xeroシューズというのがもしかしたら、裸足感覚で外筋トレしたい人には良いかもしれません。

私が参考にしているAl Kavadloさんもこの靴をお勧めしていました。

アマゾンでは価格が定価の1万円以上高めで販売されていますので、お住いの近くに取り扱い店舗があれば、そちらで購入された方が試し履きもできて良いと思います。
→アマゾン:[XERO SHOES] メンズ GEN-BLK-PP
→アマゾン:[XERO SHOES] レディース GEN-LIM-PP

私も購入したら、感想を紹介したいと思います。
→【素足感覚】Xero Shoes(ゼロシューズ)のサンダルシリーズ3つを比較