自重トレーニングの世界にはまり、早3年目に突入した私が真剣におすすめのAmazonで購入可能なチンニングスタンドを吟味してみました。
購入にあたって考慮するのが
- どのトレーニングをするのか
- 置く場所のスペース&環境
- 予算
だと思います。
チンニングスタンドはたくさんの種類があり、どれを購入しようか迷っている方の1つの参考になれば幸いです。
一点注意点として、流石に私個人で全てのチンニングスタンドを購入してレビューというわけには行かないので、「私の経験+アイディア」を参考にするというスタンスで読んでいただけたらと思います。
チンニングスタンド購入失敗例
私が一番最初に購入したチンニングスタンドがこちら。

オーストラリアの田舎に住んでいたこともあり、あまり選択肢がない中、これはこれで良い買い物でした。
「自宅に安定してぶら下がれる場所がある」
という面に関しては、この懸垂スタンドは大きく貢献してくました。
それまでは、懸垂のできる公園まで往復40分かけて行っていたので、こうした時間と手間を無くしてくれるのはありがたいです。
価格も1万5千円ほどなので、当時の自分の時給を考えても『良い買い物』です。
ただ、
- バーが別れている
- 柱が中心にある
- ディップス用のハンドル
- 背中パッド
といった特徴は私にとってマイナスポイントです。
チンニングスタンドとトレーニングの種類
私が購入したタイプのチンニングスタンドは、あまり汎用性が高いとは言えません。
筋トレ初心者におすすめな懸垂の負荷を下げた「斜め懸垂」が非常にやりにくい作りです。

斜め懸垂は体の角度によって負荷を変えることができますが、この作りでは一定の場所以外はスタンドが安定しない作りでした。
握るバーもディップス用のなので不自然な握りになります。
それに加えて、片手懸垂をしたい場合も重心がずれて危ないので、できません。
一度試して見ましたが、スタンドが横に倒れそうになってしまいます。
ということで、私は鉄パイプとクランプを購入し、無理やりそれができるようにしました。

また、支柱が邪魔なので、斜め懸垂の際、脚をまっすぐに伸ばせないのもネックです。
この支柱が中心にあるというのは、自重トレーニングでステップアップしていく際、かなり邪魔になります。
オススメのチンニングスタンド3選
私が最終的に行き着いたのは、『シンプル イズ ベスト』なもの。
つまり、『鉄棒タイプ』のものになります。
1:Wasai ぶら下がり健康器 改良版
私が一番にオススメするタイプのものです。
バーベルスタンドの機能としても使えますが、非常にしっかりしていて懸垂をしても揺れません。

最大耐荷重は180kgと、ウェイトベストを着ての懸垂にも十分に対応できる強度です。
高さの調節も可能で、140cmまで縮めることができます。

そうすれば、
- 斜め懸垂
- ストレートバーディップス
にも対応可能になります。

私が購入した時は1万2000円ほどでした。
ちなみに、私が使っている器具は
- チンニングスタンド
- 吊り輪
- レジスタンスバンド
の3つ。

自宅トレであれば、この3つさえあれば他に何もいらないと思っています。
理由はちょっと長くなるので、下記記事を参考にされてください。
→【三種の神器】自宅筋トレに最低限必要な器具3つ【ミニマリスト向け】
2:HAIGE ぶら下がり健康器 キャリステニクス マスタープロ

こちらも斜め懸垂に対応できるタイプのチンニングスタンドです。
シンプルかつ収納すれば、場所をとらないタイプになります。
耐重量が110kgで、10種類以上のトレーニングに対応できます。
それでいて、価格も1万円以下ですから、コスパ面でも良いと思います。
チンニングスタンドと斜め懸垂
最初に紹介したチンニングスタンドの場合は高さ調節で斜め懸垂ができます。
ただ、高さを下げてしまうとぶら下がったりできなくなり、毎回高さを変更するのが面倒です。
そこでオススメなのが、吊り輪を装着する方法。
これを使えば、どのタイプのチンニングスタンドでもバーからぶら下げることで、斜め懸垂もディップスも可能になります。

ただ、つり輪を使った場合は、垂直ではない力にスタンドがどれだけ耐えることができるかも考慮する必要があります。
自分の方にスタンドが倒れてきてしまっては危ないので。。
その点、最初に紹介したような足の長いタイプであればプレートや土嚢などを置くことで安定化は測れるはずです。
つり輪であれば、握り方も
- 順手
- 逆手
- ハンマーグリップ
も自在にできます。
また、ディップも同様に高さを調整することなく行えます。
しかも、さらに負荷の高い(肩のインナーマッスルを使う)ディップスになるので、より効果的な筋トレが可能になります。
私が購入した吊り輪はこちら
上記のチンニングスタンドが難しい場合
お部屋のスペースの関係で、チンニングスタンドを置くのが難しいという場合、私であれば、ディップススタンドがおすすめです。

ディップススタンドでは通常の懸垂は難しいですが
- Lシット懸垂
- インバーテッドロウ
- 斜め懸垂
のエクササイズが可能です。
Lシット懸垂とは、床にお尻をついて脚を伸ばした状態のまま行う懸垂です。

低いバーでも脚の力や反動を無にして行えるのでオススメの方法になります。
背筋を鍛えるインバーテッドロウはチンニングスタンドの様なバーだと脚が邪魔をします。

筋トレの基本は「Full Range Motion」、つまり可動域いっぱい動くことなのですが、これでは難しいです。
「じゃあ、脚をちょっと前にずらせば大丈夫かな」
と思うかもしれませんが、それをやるとフロントレバーと言われるトレーニング領域になり、腹筋への負荷がすごいことになります。
ディップススタンドであれば、対になっていますからこの様にトレーニングができます。

画像はディップススタンドではないですが、私の説明のイメージがつかめるかと思います。
ということで、以上が現時点で私がおすすめするチンニングスタンドのまとめになります。
参考になれば幸いです。