資本主義と社会主義では筋トレ・体づくりに関する情報にも差が出るのでは?
特に一般人が受け取る場合においてそれは顕著な差となるかな?
そんな風に思ってしまえてしょうがないので、こんな視点もシェアしたいと思います。
「ほっそいねぇ〜」と言われ続けて30年。
男として幼少期より、残念な勲章をそうなめにしてきたシゲルです。
そんな私でも、ようやく理想の程よい筋肉を(細マッチョ)手に入れることができました。

この状態になるまで苦節33年の骨皮筋衛門。。
写真の左側の体は、自重トレーニングを初めて2ヶ月目の姿です。
あの状態で、その筋トレの効果を感じていたのですから、その前はもっと細かったのです。
もともと私は
- 集団行動が苦手・嫌
- 大人数より少人数・一人が好き
- 他人の評価とか基本どうでも良い
- 人見知り
- 静かな空間が好き
- ゴリゴリマッチョよりも細マッチョがいい
- 食べても太らない体質(ハードゲイナー)と思っていた
- 筋トレでサポーターを使う意味を見出せない人間
という事もあり、ジムで「えーコラ」と重い物をあげるのを楽しいとも思わず、むしろ「いや、そもそも自分の体を持ち上げられるようになりたいし・・」と思っていた人間。
また、「フィジーク」・「ボディメイク」などの大会で他人から自分の体を評価されて競い合う事に興味がわかないですし、むしろ大人数でワイワイは苦手なので完全に孤立する種類の隠キャ。
ある意味、自己中&自己完結型の人間。
だけれど、自分の体型はなんとかしたい。。
もし、あなたも私と近い人間なら、私のこれまでの経験が体型改善のお役に立てるかもしれません。
筋トレの方法やサプリに関しては、膨大な情報が手に入る今日、資本主義の元様々なというか数えきれないくらいのトレーニング方法やサプリがどんどん新しく提供されています。
もちろん、0.1kgや0.1秒の記録更新を生業とするアスリートであれば、大切な情報かもしれません。
でも、
- ガリガリを改善したい
- メタボを改善したい
- 子供の頃のような健康的・機能的な身体を取り戻したい
というのであれば、
「それって本当に必要?」
と、いうのがほどんどではないかな?とこのトレーニングをして3年半、ようやく腑に落ちて感じる様になりました。
今、私はとある書籍を読んでいるのですが、著者はソ連の時代に特殊部隊「スペツナズ」の訓練やトレーニング指導の担当をされていた方。
今はアメリカに住みスペツナズ式のトレーニングやソ連時代に培った人間の体に関する研究結果をアメリカ軍特殊部隊 Navy Seals やシークレットサービスの顧問エキスパートも勤めている方です。
その方の一文、
専門家の仕事は、次々と新しいことを発見して、物事を複雑化することでもある
私はこの一文を読んだ時に、大変深い感銘を受けたのと同時にソ連という社会主義の中で培われた人体のトレーニングに関する情報と、アメリカや日本など資本主義の中で現在あふれている情報のあり方(それがたとえ「専門機関の研究」であれ)に、勝手な妄想を膨らませずには要られませんでした。
筋トレ情報:社会主義 vs 資本主義
あらかじめ先に申し上げておきますが、私はロシアの歴史、また政治学・経済学に関して造詣が深い訳ではありません。
あくまで、私の社会主義時代のソ連に対するイメージと、現代の資本主義で発信され続ける筋トレ情報の信頼性・信憑性に関して個人的な見解になります。
私の中でソ連の人体に関する研究といえば、軍人用に屈強な人間を作るための研究というイメージがあります。
社会主義ですから、そこに「お金儲け」という概念とはやや離れた状態で、国から「強い軍人を作るために必要な研究をしろ」と言われれば、利益や国民のイメージなど気にする事なく、そちらに専念できるのでは?と思います。
それでいて、ソ連は巨大な軍事国家で世界に誇る「スペツナズ」という特殊部隊が存在します。
そうした軍人達のレベルをあげるための研究となれば、生半可な研究結果、ましてや「眉唾」な結果を紹介する訳には行かないのではと妄想します。
もちろん、どっかのサプリやテレビのCMで小さく書かれてる
- あくまでも個人の体験談です。
- 結果には個人差があります
といった悠長な事などを上層部に伝えよう物のなら、それこそ(生身の)首が飛ぶのではとソ連に対する偏見ともいえるイメージを持っている私です。
彼の本に書かれていることを、数々と実践してみたのですが、
「えっ。。マジですごいんですけど。。」
という事ばかりです。
両足を閉じて行う片手腕立て伏せがあるのですが、私はその体勢を保つことすら困難だったのに、彼の著書に書かれているポイント
- 呼吸
- 力の入れ方
を意識してみるとあらびっくり!
フォームは汚いけど、一回できてしまったのです。。。
人間の力の引き出し方、筋肉の緩め方、関節の可動域の増やし方、などなど。。。
ソ連の研究者たちのレポートなども参照しながら実に興味深い内容だったのです。
こうした人体実験というか研究結果に基づいたことをスペツナズのトレーニングにも使われた結果、彼らような超人的な肉体ができあがるのかなぁと妄想してしまいました。
私のようなド素人がちょっとポイントをおさえただけで、効果を感じたのですから、妥協を一切許さないような厳しい訓練を受けている彼らは一体どれほどのものなのか。。
スペツナズの訓練動画・格闘動画
ネット上では「おそロシア」と言われるほどの国。
その国が誇るスペツナズの訓練・格闘動画がこちら。
うん。。。恐ろしいっす。。
数十年前に漫画であった「人間凶器カツオ」もびっくりな身体能力かと。。
それに比べて、資本主義の場合はどうでしょうか?
もちろん、軍人さんやアスリート、筋トレ経験者のトレーニングでは別でしょうが、一般市民かつ一素人が体を鍛えたいとなった時、ある意味、「顧客に合わせた情報」というのが提供されがちです。
つまり、お金を払ってくれる人が価値を感じるものがどんどん出てきます。
- 〇〇するだけで
- 〇〇抜き
- 本当は間違っていた!真に正しい〇〇なやり方
- たった〇ヶ月で!
という様な商品が次々生み出されます。
その結果、様々な情報が氾濫・飽和し、「何が正しいのかよくわからない」という状態になってしまいます。
また、トレーニングに至る背景、つまり軍人さんや消防士さんであれば仕事の一貫として継続が求められるのに対し、一般市民の場合は趣味や暇つぶしから始まるので「合わなければやめる」という選択肢を持っています。
また、トレーニングに割くことのできる時間もあります。
会社に勤めている社会人であれば、軍人さんや消防士さんみたいに仕事の時間に筋トレができる環境ってほぼないですよね・・
それでいて、巷には数多くのエクササイズがあって、どれをして良いのかわからない。。
- ここの筋肉を効率よく鍛えるためには〜
- ここの筋肉にがっつり効かせるためには〜
- やれ体幹が〜
と、次々とでてきて、テレビをつければ
- 〇〇が良い!
- プロテインで効率よくタンパク質を〜
- ○秒チャージ
などなど、スポンサー企業様の情報操作により、これまた氾濫します。
ネットでも
「私が使っているサプリはこれです!」
みたいに薬局なみにサプリの容器たちがこぞってが見られます。
これもまた、企業からの「これを宣伝してください」という動きがあるはずです。
トレーニング方法やサプリメント、さらには色々な筋トレ器具まで開発されます。
でも、体型改善という点であれば、本当にシンプルな事の積み重ねで十分可能です。
食事方法も最初はわからずプロテインを飲んでいた時もありましたが、今は使わずに美味しい日本食を毎日堪能しています!
そして、これまで「関節が痛くてトレーニングできない!」という事態に襲われていません。
むしろ、10代や20代の頃に比べて
- 駅の階段を登るのが苦ではない
- 「よっこいしょ」と言わなくなった
- しなやかな体で肩こりや腰痛とも無縁
など、日常生活で正常に体を動かす事ができる喜びを感じています。
飛脚はVarmなんか飲んでません!
資本主義でも社会主義でもない、封建時代の江戸時代。
そんな江戸時代に活躍した「飛脚」

東京と大阪間の距離を3日間で繋いでいたと言われている人たちです。
もちろん一人でというわけではなく、リレー形式だったそうですが一人あたり、8kmくらいは走っていたそうな。
それでいて、彼らの食事は1日2食の乾飯(ほしいい)と漬物程度だったそうです。
もちろん「脂肪をエネルギーに変えて〜」という類のドリンクもありません。
この食べ物の量ってアイヌ民族最後の狩人と言われる姉崎等さんが山にこもる際の1日の食事量と似ています。
「サバイバル系」に興味のある方でしたら、姉崎さんの山とクマに関する知恵がつまった「クマにあったらどうするか」は大変面白い内容に感じるはずです。
ちなみに私は「お腹が減って力がでない」という言葉が必ずしも常に当てはまるとは見ていない人間。
というのも、私は1日1食、朝起きてから夜までは基本的に水とブラックコーヒーしか口にしない生活をもう1年半以上続けています。
→断食で筋肉は落ちません。16時間断食を毎日1年以上続けた結果で証明
まぁ、なんでこんな事しているのかというと、時短効果が素晴らしいのと日中の集中力が半端ないからです。
1日一回の食事の準備と後片付けですみますから、時間がかなり浮きます。
筋肉をつける為にはこまめの食事を〜なんて面倒なんです。
そして、ご飯を口にしないので、集中力が半端ないです。
ご飯を食べると眠くなる人も多いですよね?
私の母親なんかはご飯たべたらすぐ船漕いでいます。
というか、食事中にウトウトして味噌汁を絨毯にこぼした事もあるくらいです。
私も以前朝ごはんを食べていた時は、この食後の眠気に悩まされていましたが、今はそんな事もなく、むしろ、夜にがっつり食べて眠くなるのでちょうど良いくらいです。
これは人類がどのように進化してきたかを考えると非常に理にかなっていると私は考えています。
冷蔵庫もない、農業も発達していない狩猟採集生活をずっと送ってきた人類。
私たちの先祖がチンパンジーと枝分かれしたのは600万年前と言われています。
そして、農耕が始まったのが1万2000年くらい前のことです。
それまでの598万8000年という途方もないくらいの間、私たちは朝起きたらご飯探しに躍起になっていたのです。
そのような環境下で、「朝ごはん食べないと力でないよ」というシステムでは生き残れる確率かなり低くないですか?
実際、人間の体は朝起きたら「交感神経」が支配していて、これは戦闘・逃避モードと言われています。
この状態で、日中は食料を探し求め、狩や食料を調達し終えた夕方から夜にかけてご飯を食べ、その結果「副交換神経」のスイッチが入り、リラックスモードとなります。
しかも、その頃の人類は1日15kmくらいは動いていたのです。
筋トレをしていると
- 効率よく筋肉をつける方法
- もっと大きくなる方法
- おすすめのプロテイン・サプリ
といった本や情報へ手が伸びるかなと思いきや、私の場合はこうした食事サイクルを通じて「人類学」の方へと興味が湧いてきました。
最近読んだこの本
人体の身体というのは実に面白いくらいに、よくできているなと大変勉強になる1冊でした。
- 骨格や筋肉の働き
- 体脂肪を蓄積する仕組み
- 汗腺が他の動物よりも圧倒的に多い理由
- 三半規管の発達
などなど。。
この600万年という歳月をかけ、周りの環境に適応した身体のシステムが、急激に変わった現代社会の環境では適応できずに
- 扁平足
- 肩こり
- 腰痛
- 近視
- 糖尿病
- 痛風
- アトピー性皮膚炎
- 喘息
- 花粉症
- ガン
- 肥満
- 拒食症
- 過食症
- 高血圧
といった「ミスマッチ病」として蔓延している事態・・
私は筋肉だけでなく、身体全体を1つのユニットとして捉えた健康的かつ機能的な体づくりを続けたいなぁと改めて思いました。
そして、その鍵となるのが人類の進化から紐解いて体づくりを行うこと。
最新の研究やトレーニング器具に頼らなくても、もうちょっと原始的な状態に戻ることで十分なのでないかと感じます。
なので、その思いがこのブログのタイトルである
- Primitive:原始的な
- Conditioning:体づくり
というものになっています。