親孝行したいけど何が喜ばれるかわからない。
そんな風に悩んでいる方にむけて、私が太鼓判をおしておすすめしたい物をお伝えします。
というのも、ようやく親孝行に最適なものに巡り合うことができたのです。
しかも定期的にリピートしたいと思えるし、遠慮がちな親も遠慮することなく「えぇ〜良いのかい?」と喜んでくれています。
「薄情を絵に描いたような人間」と揶揄されてきた私ですが、久しぶりにあった両親の老いっぷりに、なんとも言えない衝撃とショックを受け、
「お別れの前に何かせねば!」
「認知症になってからでは遅い!」
という焦燥感にも似た思いが自分の中で目覚めたのですが、いざ「親孝行しよう」と思った時に何をすれば喜んでもらえるのか本当にわかりません・・・
外食かなぁ〜と思っても、ほんの数時間で終わってしまいますし、何より自分の両親は外食をそこまで楽しむような性格ではありません。
では、温泉旅行はどうか?と思えば、「疲れるし出歩くのも億劫・・」とのこと。。節約志向な親は旅行中もあんまりパーっと楽しむような方ではありません。
しかもコロナウィルスのこともあって、あまり旅行も乗り気ではありません。
なんか、親孝行を無理やりするのも自分の自己満で終わりそうな気がして、なんとも言えない気持ちとなり、結果「物より思い出」なんて結論にいたり、数ヶ月ほど実家で過ごしたりしました。
とはいえ、寒い北海道にあまり長居はしたくないし、いつまでも実家にいたくはないので、今は本州在住なわけですが、先日「親孝行するならこれだ!」というものに出会いました。
リピートを遠慮しないくらい親が喜ぶ親孝行
人間に必要なもの。「衣」「食」「住」。
「衣」と「住」はすでにあるので、「食」を送って上げました。
体に優しくて、激ウマなお肉です。
お肉というと消化に負担がかかるので、歳を重ねた両親には酷に聞こえるかもしれません。
しかし、私が送ってあげたお肉は一味違います。
「脂身もあっさりしてて、あっという間に食べちゃった」
「胃ももたれないし、またお肉を美味しく食べられるなんて思ってなかったから嬉しかった」
「お父さんも嬉しそうに食べてたよ」
と嬉しそうに話してくる代物。
ここでちょっと補足説明なのですが、お肉がよく「胃もたれ」や「消化に負担がかかる」と言われているのは、タンパク質との「相性」や脂質の「質」による部分が大きいのです。(もちろん野菜や果物に比べれば消化に負担がかかるのは否めませんが)
ではその質を決めるのは何かというとその家畜が成長過程で蓄積する、または投与される「化学物質」にあります。
抗生物質や成長促進ホルモン剤、化学肥料や農薬まみれの飼料を食べて育ったり、家畜小屋へ排水管を通って供給される飲料水は重金属が溶け出しているなど、化学物質をため込む経路はたくさんあります。
お肉の中でも「脂身で胃がもたれる」というのは、そうした化学物質は脂溶性、つまり脂肪分に溶け込んでため込む性質があり、消化に余計な負担がかかるから。
だから自然の中で育ったジビエ肉、特に猪肉や熊の脂はあっさりしていますし、胃がもたれることはありません。
これは実際に触るとわかります。ベトォ〜っ嫌な感じがせず、割とサラサラしてるのです。
でもってアクがほとんどでません!
以前、オーガニックチキンの鶏皮を茹でたとき、アクが全く出なかったのには驚きました。
↓沸騰しはじめ

↓沸騰後3分経過

料理の際に下茹で、下処理が不要になるので楽ですね。
10代や20代前半であれば、内臓も活発でかつ解毒器官である肝臓も元気ですから、毒性をため込んだ食べ物もスイスイ消化できます。
しかし、そうした食生活を続けていれば、次第に内臓が疲弊し分解が追いつけなくなってきて、平均して30を越えたあたりから
「最近は魚の方が・・」
という傾向が見られるようになります。(とはいえ、大トロの脂身も苦手・・という人もいますが、それはまた別の記事で書きたいと思います)
実際私もそう感じ始めてきたのですが、先ほどの脂身の「質」を知ってからというのもの、オリーブオイルをやめて、冷凍庫の中はこんな感じ。(もちろん、両親にこれを送ったわけではありません 汗)

これは化学物質とは無縁な環境で育った豚から切り出した豚バラブロックの脂身を一口サイズに切り分けて冷凍したもの。炒め物を作る際の油として使っています。
以前はオリーブオイルやココナッツオイルを使って炒め物をしていましたが、今は毎晩、欠片を一つフライパン で溶かして、目玉焼きを焼いたり、野菜を炒めたりと調理に重宝しています。
もちろん、胃がもたれることもなく、深みのあるコクとなって仕上がります。
そんなん毎日食べてたら脂肪が。。と思うかもしれませんが、大切なのは適切な量と食べ方だと実感しています。
ちゃんとお腹が割れた状態を維持してますから、健康被害はございません。

むしろ脂身を避け、タンパク質とご飯をドカドカ食べていた時の体型(中央)の方が脂肪がついています。
当時の食事がこちら

今現在は右側で、左側は自宅トレーニングを初めて2ヶ月後の写真。
ちょっと、話がそれましたが化学物質を投与されずに育った家畜のお肉は本当に美味いです。そしてアクもでないので、煮込み料理でも下処理不要で楽ちんなのです。
でもって胃もたれもしないので、本当に喜んでくれます。
そもそも脂質は三代栄養素の一つで人間にはなくてはならないもの。それが最近はサラダ油など、質の悪い油が主流となっていて悪者扱いされつつありますが、高品質な脂は肌にも髪の毛にも滋養競争 (男性ホルモン関連) にも必要です。
やっぱり「もう歳だから」なんて言ってても、若い時にできたことがまたできるようになると嬉しいと思うんですよね。
国産 vs 外国産の考えは今すぐ捨ててください
本当に美味しくて安心安全なお肉を見分けるためには、『国産 vs 外国産』 という概念を今すぐあなたの辞書から削除する必要があります。
「俺の辞書に『国産』などない!」
くらいになってください。
また、アメリカ産、オーストラリア産といった産地で区別するのもあまり適切ではありません。
人を国籍で判断してはいけないという風潮が現代には浸透してきていますが、ことお肉においては今なお国による差別が蔓延しております。
大切なのは
- 肉の部位
- 牧草牛か穀物育ちか
- 飼育方法(完全放牧か)
- 化学物質の投与の有無
で、これらが味や食感、胃もたれしない脂質の決め手となります。
国、つまり各国の政府が決めるのはホルモン剤や抗生物質の投与を認めるかどうかだけで、実際に家畜に投与するかどうかを判断するのは「農場」にその判断が委ねられます。経営判断ですね。
そのため、アメリカ産でも成長促進ホルモン剤や抗生物質を投与せずに育てられた牛は存在します。
「でも、外国産の肉は硬くて臭かったし。。」
といった経験があるかもしれません。
わかります。私もオーストラリアに住み始めスーパーに行った時、そのボリュームと価格に「安っ!!」っとなり、購入しましたが、ゴムのように硬くて食べられなかった経験があります。
今振り返って思うのは、ステーキにしてはいけない部位だったということです。
つまり、ローストや煮込みにすればよかった部位なのです。
当時私が買ったのは、右側のお肉。部位は肩になります。

対して左側はステーキにぴったりの柔らかいヒレ肉。
このボリュームの差でほぼ同じ価格なのです。
「外国産=硬い」ではなく、部位と調理方法を見分ける必要があります。
この肩の部位も、煮込み料理やローストで時間をかけて調理をすれば柔らかくなります。
次に「臭み」ですが、こちらは100%グラスフェッド、つまり牧草しか食べないで育った牛の特徴になります。
国産の牛が臭くないのは、「穀物」を与えられているからです。
穀物を与えると霜降りが入り、匂いが消え、より柔らかくなります。
ステーキ用肉で失敗しない極意
ステーキ用のお肉を調達する際、味と硬さで失敗しない為に採用すべき項目は、「部位」と「飼料」の二つです。
まず柔らかさを決める要素の部位は
- ヒレ
- リブロース
- サーロイン
必ずこの三つのどれかから選びます。それぞれ特徴がありますが、ここでは割愛し、興味のある人にだけメルマガで説明します。
そして「臭い」のない肉になるためには飼料、つまり餌です。飼育過程のどこかの段階で「穀物」を食べていることがポイントです。
冷凍技術や流通技術が数十年前に比べ格段に向上している現代。もはや焼き加減や解凍方法を間違えない限り、上記項目を満たせば美味いステーキが自宅でも食べられます。
ご覧ください、インスタ映えするかは一旦置いておいて、こちらの極上リブロースステーキを!

これを一緒に食べた友人の感想は、「美味い」でも「ヤバイ」でもありません!
「反芻したい」
です。
人によっては気分を害されるかもしれませんが、それくらい肉汁が口の中に溢れ出て、肉の旨味をたっぷり堪能することができ、赤ワインに素晴らしく会うステーキなのです。
親孝行におすすめ=大切な人にもおすすめ
美味しい食べ物を嫌がる人間なんているのでしょうか?
年老いた親でも、美味しい食べ物は拒みません。
普段遠慮がちな両親で、私が何かしようとすると
「いや〜なんもいい〜」
なんて言って、断るのですが、ことグルメに関しては「えぇ〜いいのかい?」と拒みませんw
グルメを拒むのは伝説の剣聖宮本武蔵くらいです。
身ひとつに美食をこのます
独行道:宮本武蔵
また両親にもお勧めできるということは、他にもお世話になった人や大切な人にも同様に喜ばれる品物ということです。
もったいない日本人が多い
個人的に日本人はお肉においてもったいない思いをしていると思います。
これは外国の方の魚介類の活用法に関する知識と似ていると思います。
私はオーストラリアのとある島で暮らしていた時、現地の人たちは日本では希少なスマガツオを捨てている現状を知りました。
マグロを釣ろうとしてひっかかったスマガツオを捨てていたのです。

「なんともったいないことか・・・」
お肉ということ国産が安全で柔らかくて美味しいというイメージを持っている方が多いかもしれません。
しかし、私のいたオーストラリアでも十二分に美味しいステーキが生産されております。
そしてそれは今では日本でも真空チルドという技術によって新鮮な状態で入手可能なのです。
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