できるだけ若々しくありたい。
自由に動かせる身体を維持したい。
歳を重ねても理想の引き締まった身体を維持したい
10代・20代前半の時は考えもしなかったことを30過ぎて急に思うようになりました。
それも結構な頻度で。
久々に会った1歳違いのいとこの子供が高校生になっているのを知り、時の経過の早さというものを切に感じる今日この頃。
先日とある映画をご紹介いただきました。

トレーラーの途中ででてくる「剣闘士たちは植物メインの食事をしていた」というシーンが私の興味をとても引いたのです。
なぜなら私が行ってきているのは、キャリステニクス(Calisthenics)と言われる古代ローマ軍やスパルタ軍が採用していたと言われる筋トレ手法。
この手法でコツコツ続けてきた結果、30年来の体型コンプレックスを克服することができました。

しかも、体型改善だけでなく、デスクワークの多い私が
- 肩こり
- 腰痛
- 猫背
- 肩が上がらない
といった現代人が抱えやすい悩みもありません。
むしろ10代・20代の頃よりもしなやかな体を手に入れる事ができました。
私自身は現在は1日1〜2食を夜にがっつり食べる方法で生活しており、タンパク質は基本的に、
- 牛肉
- 豚肉
- 鶏肉
- ラム肉
- お刺身
- 卵
と動物性タンパク質がメイン。
日本にいる時は納豆もいただきますが、植物性タンパク質はそれくらいです。
もちろん、ブロッコリーや玄米にも含まれますが、カロリー計算の内訳としてカウントはしていません。
筋トレの若返り・老化防止効果について以前記事を書きました。
→老化防止に驚異の結果!自宅筋トレは男も女も無料のアンチエイジング方法
今回は、若さを保つ為の方法として食べ物からの視点をシェアしたいと思います。
若返りの食べ物は植物ベース?
映画のトレーラの中で私が「すごい・・」と目が止まったのは元アメリカンフットボール選手の62歳、Lucious Smithさんの肉体。
ちなみに映画のトレーラーはこちら
(日本語字幕あります)
彼は映画の中で10年以上「菜食主義(ベジタリアン)」で生活しているというもの。
そして、実際に映画の中では菜食主義者で高いパフォーマンスで結果を出しているアスリートたちを次々と紹介。
そして最終的に畜産による深刻な環境破壊を取り上げるという流れ。
映画には必ず製作者が伝えたいメッセージがあり、この映画は
- 筋肉をつけるのに多くの肉はいらない
- 筋肉=お肉は畜産業界のマーケティング
- 植物だけでも十分可能
- 菜食主義者のアスリートで証明
- 植物は体の回復を促進する
- 若々しく保つには肉より植物
- 男性機能も植物で回復
- 肉食は体に悪いことを取り上げる
- 畜産は深刻な環境破壊を招く
といった順序で畜産による環境問題に興味を持つように作られています。
メッセージの伝え方がとても上手だな〜と映画を見ながら感じました。
- 筋肉
- 体の不調
- 老化
と、最初に私たちが興味を引きやすい分野で映画の世界に入らせて、自分が伝えたいメッセージを相手に届ける。
と、同時に妄信せずに俯瞰して様々な側面から情報に触れることは大切だなとも感じました。
映画を見て「いやそれは・・」とツッコミどころな部分も多々ある(後述)と同時に、自分の興味の幅を広げてくれるので勉強になります。
肉食 vs 菜食
「肉食は体に悪い!」という主張がガンガン流され、
「菜食主義になってから回復力が半端ない」
「長時間のエクササイズが苦にならない」
「肉食うと血液が濁るんだよ」
「男性機能アップ」
などなど、菜食主義を魅力的に持ってきています。
また、
「ゴリラは肉をたべないだろ?」
「オス牛は草を食って力があるだろ」
という主張も取り入れているのですが、そもそも人とそうした動物は消化器官に生息するバクテリアが違ったり、ゴリラはアリや昆虫類も食べるので上記のような主張はちょっと無理があるかと。。
映画で取り上げられているアスリート達を見れば
「筋肉をつけるためには肉をたくさん食べないといけない」
という先入観を撤廃してくれます。
映画の中で剣闘士たちの骨に蓄積されたストロンチウムの量から菜食主義だったという研究結果が紹介されていますが、どうやらその研究に対して、
- 骨に残る物質は時の経過と共に変化する
- 肉食だったと推測される物質も発見されている
- 全ての剣闘士が植物メインだったとは限らない
という反論となる論文があります。
筋トレをしていない菜食主義者のYoutuberがプロパガンダ・イデオロギー抜きにして、科学的側面からチェックしている動画がこちら。
こんな感じのレビュー動画はちらほらあります。
若さを保つためには菜食主義が必須なのか?
先ほど紹介した元アメリカンフットボーラーは62歳でありながら、素晴らしい肉体を保っています。
映画の中でも
- 肉=老化を促す
- 植物=老化を防ぐ
という主張がされています。
筋肉をつけるためにはタンパク質が必要ですが、動物性タンパク質には
- 炎症作用
- 酸化作用
のある物質も同時に摂取することになるが、植物性タンパク質の場合は
- 抗酸化物質
- ビタミン
- 食物繊維
- ファイトケミカル
といった健康に良い成分を摂取することになると奨励しています。
(お肉にもビタミンは含まれていると習いましたが・・・汗)
そして菜食主義者の動画では、こうした側面からも動物性タンパク質よりも、植物性の方が人間にとってメリットがあると説いています。
実際、映画を見てから私はお肉の量を減らして、植物性タンパク質の割合を増やしてみようかなとも考えています(理由は後述)。
ただ、映画に登場する菜食主義のアスリート達は確かに素晴らしいパフォーマンスを遂げていますが、彼らの主観的な体調の変化、つまり先ほどの
「菜食主義になってから回復力が半端ない」
「長時間のエクササイズが苦にならない」
「肉食うと血液が濁るんだよ」
「男性機能アップ」
を紹介することで、菜食主義が肉食よりも優れているという結論に持っていこうとしているのには違和感を覚えました。
世の中にはお肉を食べても高いパフォーマンスを維持している人がいますし、長年ヴィーガンだった女性がお肉を食べてから、体調がよくなったという主張もあります。
こうした個人の主観的な感想を根拠にしてしまうと、科学的な研究が意味をなさなくってしまいます。
元アメリカンフットボールの男性はとても若々しいですが、彼よりも年上で80歳のjacinto bonillaさんも若々しい体を保っています。
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彼の食事に関する画像等が見つけられなかったのですが、特に菜食主義と主張してはいません。
それでも、素晴らしい体と身体能力を保っています。
若々しさと保っている両者に共通しているのは
「筋肉に負荷をかけるトレーニングが習慣化している」
と言うこと。
若さを保つ秘訣は食べ物+筋トレ
いろいろな情報を見て思うのは、
「どちらでも結局結果は出せるのでは?」
ということ。
「肉食はダメ!草食で行こう!」
とか
「草食じゃ効率悪い!肉食が至上」
と極端になる必要はなくて、大切なのはどちらも同じタンパク質だということ。
であれば、細かい「アミノ酸スコア」など厳密に気にしなくても、結果はついてくる。
肉食・草食が大きく結果を決めるのではなく
- トレーニングの質
- カロリー収支
- 摂取カロリーの内訳
が結局大切になってくるということだと感じました。
以前は肉やプロテインを主張していたシュワちゃん自体が、
「あれはマーケティングなんだよ」
と言っている時点で、疑い深い私は
「じゃあ、今のその主張もマーケティングの一部でないという根拠は?」
と感じてしまいます。
菜食主義で素晴らしいパフォーマンスを出している方が表舞台に出てくることで、私の視野を広げてくれたので見てよかったと思います。
菜食主義のメリットとビフォーアフター
実際、気になって調べてみると菜食主義に変えてから
- 背中のニキビが消えた
- 顔のむくみが消えた
- 食後のだるい感じがなくなった
と実感している人たちが一定数います。
↓3年間の変化
約半年の変化(ヴィーガンの食事は直近1ヶ月)
ニキビの変化①
ニキビの変化②
私自身、顔がむくみやすいので、「顔のむくみが落ちた」と主張する人たちの意見に興味をそそられました。
また、植物性タンパク質のメリットに関しても、自分で試してみたいかなと思っています。
というのも、私はこの記事を書いている現在、日本を離れてジョージアという国滞在して1ヶ月が経過中。
炭水化物の供給源がお米から小麦に変わったことで、パワーの出にくくさや、膝関節にちょっとした違和感を感じます。
日本にいた時よりも筋トレの頻度が減っているのに関節が変な感じするので、以前「小麦は炎症作用がある」というのを本で見たのを思い出しました。
それがきっかけで、
- 植物の抗酸化作用
- 回復の促進
という特徴を試して見たくなったのです。
日本にいた時は、美味しい刺身と美味しいご飯で、食事に満足していたのですが、ここジョージアではそうもなかなか行きませんん。。
お肉が売られているサイズがでかく、部位の分け方もゆる〜い感じなので、「硬い部位」に当たることが多いのです。
そうなると、食事もなんだか楽しむことが難しく感じてきたと同時に「肉を食べるのは疲れる」とも感じるようになった気がします。
で、もし植物性タンパク質を主体とした方法でも、良い結果をだせるなら選択肢として持って置く事はメリットと思うようになったのです。
これが、私が菜食主義に興味をそそられた理由。
なので、日本に帰ったらまたしばらく滞在する予定なので、言語のわかるうちに色々菜食主義にチャレンジしてみようと思います。